Before (改善前)

マスキング方式の部分メッキはマスキングした製品をメッキ液に全没させます。マスキング方式はメッキ時は作業が楽ですが、テープの費用やマスキング脱着工数が増え、またテープ類のゴミが発生します。

V

After (改善後)

部分浸漬によるメッキはメッキしたい部分のみをメッキ液に浸漬します。工法的にはマスキング方式よりシンプルで廃テープ等のゴミが発生しません。単純に製品の半分だけメッキする場合などは浸漬方式をとる事でコストを抑える事が出来ます。

POINT(要約)

部分浸漬のメッキは液に浸かっている部分のみのメッキされる工法です。部分メッキの部類の中でも、マスキング資材を使用しないため、最もシンプルで低コストのメッキになります。
デメリットとしては、メッキ液に浸かっている部分のみのメッキということで、メッキ部分の選択性は乏しくなります。また、メッキ部分と非メッキ部分の境目がぼやけたり、加工においては液面のレベル管理が必要になります。設備のつくり込みで十分に対応可能な工法です。