Before (改善前)

 

通常のニッケルめっきは平滑度があり、接着剤等をニッケルメッキ表面に使用する場合、化学的な接着力のみで、物理的な接着力(アンカー効果)は期待できません。無光沢ニッケルメッキをすると多少表面の粗度はUPしますが、大きな期待は出来ません。

 

V

After (改善後)

 

 

 

ポーラスニッケルメッキの技術を用いる事で、メッキ表面に意図的に微細な孔を形成しする事が可能になります。接着剤を用いた異種材料の接着では、表面の孔に接着剤が侵入し、アンカー効果を発揮する事で、通常のニッケルメッキよりも強固な接着力が得られます。

 

POINT(要約)

 ポーラスニッケルメッキはメッキ表面にたこツボ状の孔を持った形状で、これにより製品表面に様々な特性を付与させる事が出来ます。接着剤を用いて異種材料を接着した場合、孔の中に接着剤が進入する事で、接着力のUPが図れます。また、その表面形状の特性を利用して様々な応用に活用することが可能になります。