Before (改善前)

上記のような溝がある形状の製品に電気メッキをする場合、その溝部分に流れる電流が低くなるため膜厚が薄くなります。その結果耐食性が悪くなり製品を長く使用している中でその部分から腐食問題が発生する可能性があります。

V

After (改善後)

必要でない限り製品形状から溝をなくすのが解決策ですが、溝が必要な場合はできるだけ溝を薄くするか、広く取ることによって電気の流れが良くなるため、メッキ膜厚が改善前より厚くつき耐食性を上げることができます。

POINT(要約)

電気メッキは溝等があると、溝部分に電流が流れにくくなるため、メッキが薄くなり品質トラブルが発生しやすくなります。製品の性能や機能、強度等の関係で溝が必要でなければ溝がない方が品質トラブルがなくなります。必要な場合は溝の形状を薄く広くするようにすれば膜厚が厚くなり耐食性を向上させることができます。