Before (改善前)

バレルメッキ処理へ対応した形状変更によるラックメッキ処理からの工法変換コストダウン② Before

製品に段差やテーパーがある形状の製品にメッキする場合は、製品同士が噛みこんだり、重なったりするため、バレルメッキを選択できない場合があり、納期、コスト面でマイナスの要因が発生する可能性があります。

V

After (改善後)

バレルメッキ処理へ対応した形状変更によるラックメッキ処理からの工法変換コストダウン② After

製品の形状を段差やテーパーをなくす、又は小さい方の外経を大きくすることで製品同士が噛みこんだり、重なりあったりしないようにすることによりバレルメッキが可能となります。その結果、時間当たりの生産効率が上がり、納期、コストを大幅に削減することが可能となります。

POINT(要約)

バレルメッキは大量生産に向いたメッキ処理の方法ですが、製品形状によって得意、不得意があります。段差やテーパーといった形状は、不得意な形状で、一般的にバレルメッキでは噛みこんだり、重なる事で品質トラブルになる可能性が高くなります。バレルメッキを製品のメッキ処理方法として考えている場合は形状の設計時に注意する必要があります。