Before (改善前)

スズメッキはハンダ付性や電気的特性を生かして、電子部品を中心に利用が広がっています。防錆用途として鉄鋼上のスズメッキ（ブリキの名称で知られています）も活用されていますが、耐食性においてさらなる要求が求められるようになりました。

 

V

After (改善後)

スズ合金の中でもスズ-亜鉛合金は高耐食メッキとして利用されています。延展性があるため二次加工を必要とする部品はスズ-亜鉛合金メッキをすることで、加工後の耐食性を維持することが可能です。

POINT(要約)

スズめっきはそのハンダ付け性、延展性から様々な用途に使用されていますが、耐食性の面でやや難がありました。そこで通常のスズメッキよりも耐食性のいいスズ-亜鉛合金メッキが開発されました。
他の耐食メッキでは二次加工をするとメッキに欠陥が生じ、そこから錆が発生する問題がありましたが、スズ―亜鉛合金メッキはスズメッキと同様に延展性に優れ、二次加工をした際のメッキ欠陥が生じにくいため、優れた耐食性を維持する事が可能です。