Before (改善前)

連続した形状パターンを持つ順送プレス加工品における表面処理のコストダウン Before

帯状の二つの異なる製品を順送プレスで加工し、1：1 の組み合わせ部品として使用する場合、大きさも同じような製品を、別々にプレス、表面処理を行う設計とすると2工程が必要になります。工程が増える分、コスト、納期が増大し、全体的なコストアップに繋がってしまいます。

V

After (改善後)

連続した形状パターンを持つ順送プレス加工品における表面処理のコストダウン After

平な製品をセットで使用する場合、製品の設計段階で上記のように製品を上下で1：1 の割合で１本の帯状にすることによりプレス、表面処理の工程を削減することができます。別々に加工を行っていた工程を統合することにより、コストダウン、納期の短縮を実現することができます。

POINT(要約)

同じ製品に組み込む製品を、別々の製品としてプレス、表面処理を行う場合は工程短縮等最も効率的な加工はどのようなものか、設計時に検討する必要があります。上記のように同程度の大きさで平らな製品の場合、一つの製品としてプレス、表面処理を行うことが可能になります。設計段階で、プレス、表面処理の工程まで考慮して設計を行うことでコストダウン、納期短縮が実現できます。