Before (改善前)

ハコ形状のメッキ処理は、メッキ中の発生ガス等で空気が抜けずにエアーポケットが出来やすくなるため、メッキが付かなかったり、密着不良等の不具合が発生し易い形状となります。

V

After (改善後)

仕様上可能な場合、スリット、孔などを開けることにより、空気が抜けてメッキの付周りが良くなり、不良の発生率を削減することができます。また、無メッキ部分がなくなり、外観や耐食性を同時に向上させることができます。

POINT(要約)

ハコ形状の部品にメッキ処理を行う場合は、ハコの角等の部分にエアーポケットができやすくなります。エアーポケット部はメッキが付かないため、無メッキとなってしまいますが、このようなトラブルは仕様上可能な範囲で、部品に空気の抜き孔を設けることで防止することができます。