製品属性(仕様)

製品画像(様子)

特徴

本製品はアルミ材のバスバーにニッケルメッキ、スズメッキを施した製品です。

自動車業界の電動化が急速に進む中、車載機器の部品には「高効率」「軽量」「低コスト」が強く求められるようになっています。バスバーは電気の通り道として重要な部品であり、素材の選定が車両性能やコストに大きく影響を与えます。

従来のバスバーには主に銅が用いられてきましたが、近年ではアルミニウム製のバスバーが注目を集めています。アルミは銅に比べて軽く、価格も安定しているため、軽量化とコストダウンの両立が可能です。特にEVやHEVといった車両では、車両全体の軽量化が航続距離や燃費に直結するため、アルミへの置き換えが進んでいます。

しかしながら、アルミは表面処理、特にメッキ処理においては難しい素材とされています。アルミ合金は種類によって化学成分や性質が異なり、それぞれに最適な処理方法が必要です。不適切な処理では、メッキの密着不良や剥離といった不具合が発生し、製品の信頼性を損なう原因となってしまいます。

本製品は6000系アルミ合金で出来ており、強度や耐食性に優れる一方、含有されるケイ素成分がメッキ密着性の妨げになってしまいます。そのため、当社ではこの特性に対応する前処理・化成処理により、高い密着性のメッキ皮膜を実現しています。

長年の経験に基づいたノウハウと、素材ごとの特性に応じた最適な処理技術により、高品質なメッキソリューションを提供しています。
試作から量産対応まで柔軟にお応えし、お客様の開発・製造を強力にサポートいたします。

アルミ材へのメッキに関するご相談・ご依頼は、メッキ.comまでお気軽にお問い合わせください。

納期

※　上記、納期は図面がある場合になります。マンガ・ポンチ図の場合は、別途ご相談下さい。
※　工場の生産状況により納期は変動いたしますので、あらかじめご了承下さい。