製品属性(仕様)

メッキインジウムメッキ 材質アルミ
寸法50mm~150mm程度 スペック膜厚5μm

製品画像(様子)

特徴

【概要】
接続部(ターミナル)に使用されるアルミバスバーに対し、接点となる特定箇所にのみ「部分インジウムメッキ」を施した製品事例です。
アルミニウムの軽量性と、インジウムの優れた低接触抵抗・柔軟性を高次元で両立させました。

【課題と金属特性の背景】
アルミバスバーの接続においては、アルミ特有の強固な不導体皮膜(酸化膜)による接触抵抗の上昇や、経年劣化による通電効率の低下が課題となります。これに対し、インジウム(In)は以下の非常に優れた特性を持っています。

極めて低い接触抵抗: 酸化皮膜が成長しにくく、安定した導電性を維持。
優れた柔軟性(硬度:約1.2Mohs): 非常に柔らかい金属のため、ボルト締めなどの圧着時にミクロな隙間を埋めるように塑性変形し、実質的な接触面積を最大化。
低挿抜力・かじり防止: 嵌合(かんごう)時の摩擦を減らし、摩耗を抑制。

【なぜ、インジウムメッキなのか】
バスバーに通常使用される柔らかい金属メッキとしてはスズメッキがあります。
しかしながら、スズメッキにもスズペストという弱点があります。
スズペストは寒冷地や極低温環境で抱える最大の致命的リスクです。
スズのリスク: 純スズは環境温度が 13.2℃を下回ると、次第に脆い状態となります。特に -30℃〜-40℃付近の極低温下では、より脆くなるスピードが加速します。この現象をスズペストと言います。これがバスバーで起きると、導電経路が失われ致命的な接触不良やショートを引き起こします。
インジウムの利点: インジウム(In)では低温下の変化を一切起こしません。極低温環境下でも安定した金属構造を維持するため、寒冷地や極低温環境でもメッキ層が自己崩壊するリスクがありません。

また、元々硬いニッケル(Ni)はもちろん、スズも氷点下では硬度が上がります。
冬場の熱収縮や振動によってバスバーの締結部に微小な隙間や歪みが生じた際、メッキ層が硬いと相手材の凹凸に追従できず、接触面積が低下して接触抵抗が上昇してしまいます。インジウムは絶対零度(-273.15℃)に近い極低温領域にいたるまで、その特徴である「柔らかさ(塑性変形能)」を維持します。氷点下の過酷な環境でバスバーやボルトが熱収縮を起こしても、インジウムがクッションのようにミクロな隙間に追従して潰れ続けるため、接触面積が変化せず、常に安定した超低接触抵抗をキープします。


【メッキ.comの対応】
インジウムメッキは業界の中でも対応可能な業者が非常に少ないメッキです。
メッキ.comではインジウムメッキを試作から量産へのスケールアップまで対応することが可能です。
アルミだけでなく、銅や、その他の材質へのインジウムメッキも可能です。
このような製品にインジウムメッキできないかなどありましたら、メッキ.comまでお問い合わせください。





納期

※ 上記、納期は図面がある場合になります。マンガ・ポンチ図の場合は、別途ご相談下さい。
※ 工場の生産状況により納期は変動いたしますので、あらかじめご了承下さい。

製品価格はLot数によって1個当たりの価格が大きく異なります。 下記Lot毎の価格をご参照下さい。
Lot
価格