メッキ剥離と再メッキ

剥離写真

基本的にメッキは剥離することが出来ます。

メッキを剥離することで、母材を剥き出しにし、新たにメッキを施し直すことができます。

これを再メッキと言います。

メッキ剥離には母材確認が重要です。

母材の材質とメッキ金属の組み合わせによっては剥離することが困難な場合があります。

メッキの剥離は、製品ごとにメッキ金属に適した専用薬品で行いますが、

母材が薬品により溶解する恐れがあります。

誤った母材の情報でメッキ剥離を実施してしまうと、母材溶解して再生不可能になってしまいます。

ですから、メッキ剥離においては母材の情報は非常に重要であり、

母材とメッキ金属の組み合わせによってはメッキ剥離が困難になってしまいます。

メッキ.comではメッキ金属と母材に対して様々な知見があります。

メッキと母材を確認し、メッキ剥離が可能かどうか判断し、

その影響などについて予めお伝えすることが出来ます。

再メッキの利用基準

再メッキは通常メッキ工程より大幅に手間がかかる為、どうしてもメッキ費用が高くなってしまう傾向にあります。

非常に大切にされている代えの利かない一品や、部品の製造コストが非常に高く、

再メッキのコストを上回るコストメリットのある場合には有用な技術です。

しかし、汎用部品などでは新品購入の方が安価になる場合も少なくありません。

例えば、プレス・メッキ品では新品購入の方が安価です。

一方で、大型または精密な旋削加工・メッキ品などでは母材の加工費が高くなる傾向にあります。

この様な場合には、再メッキの方が新品購入よりも安価に済む場合があります。

再メッキの際に気を付けること

再メッキにはリスクがあります。使用した製品は、表面の頑固な汚れやサビなどが付着している可能性があります。

再メッキでは汚れやサビを出来る限り除去します。

しかし、汚れを除去しきれなかったり、母材がサビにより浸食している場合には、

メッキ後にカタになったり、最悪の場合にはメッキが付着しなかったりする場合があります。

業者によっては物理的に研磨することでサビや汚れを落とすこともあります。

ですが、薬品処理よりも母材に与える影響が大きく、寸法精度等が悪くなる場合がある為、注意が必要です。

メッキ剥離による不良解析

母材表面拡大

メッキ.comではメッキ剝離を再メッキの為だけでなく、不良解析にも利用しています。

メッキ後に不良が検出された場合には分析方法の一つとして、メッキ剥離技術を活用しています。

メッキ被膜を剥離することで母材に問題が無いかの調査を行うことが出来ます。

この様に、メッキ剥離は再メッキだけでなく、分析手法の一つとしても利用することが出来ます。

まとめ

メッキ剥離では母材の情報が非常に重要であり、メッキ金属と母材への影響を考慮してメッキ剥離を実施する必要があります。

再メッキでは利用基準やリスクなどを考慮して、実施する必要があります。

メッキ剥離は再メッキだけなく、不良解析の手段としても有用です。

メッキ剥離については、メッキ.comまでお問い合わせください。