製品属性(仕様)
メッキ | 無電解ニッケルメッキ |
材質 | 真鍮(快削黄銅) |
寸法 | 円盤部 45mm 全長 50mm |
スペック | 無電解ニッケルメッキ 5μm |
製品画像(様子)
特徴
真鍮(黄銅)切削部品にダイレクトで無電解ニッケルメッキを施した事例となります。
真鍮に無電解ニッケル処理をすることで得られるメリットとしては次の内容があげられます。
1. 耐食性の向上
無電解ニッケルメッキは、真鍮表面に均一で緻密なニッケル合金の皮膜を形成するため、真鍮の腐食を防ぎ、長期間にわたって製品の寿命を延ばすことができます。
2. 均一なニッケルメッキ厚
無電解メッキは電流を使用しないため、形状にかかわらず均一な膜厚が得られます。複雑な形状の部品や内径部にもムラなくメッキが可能です。
3. 硬度・耐摩耗性の向上
無電解ニッケルメッキ(特に高リンタイプ)は非常に硬く、耐摩耗性に優れているため、可動部品や摺動部への適用に適しています。熱処理によりさらに硬度を上げることも可能です。
4. はんだ付け性や接触抵抗の調整
真鍮表面は酸化しやすく、はんだ付けに不向きなことがありますが、ニッケルメッキをすることで、はんだ付け性や電気的接触性が改善されます。
5. 寸法精度の維持
無電解ニッケルメッキは寸法精度が高く、精密部品の仕上げに最適です。
6. 外観の改善
装飾用途として、真鍮の色合いを隠し、均一で美しい金属光沢のある外観を得ることができます。
7. 下地メッキとしての利用
金メッキや銀メッキなどの高価な表面処理の下地としても用いられ、密着性と仕上がり品質を向上させます。
無電解ニッケルメッキは、電気的な電流を使わずに化学反応を用いたメッキ処理プロセスの一種で電気メッキと比較して析出されるメッキ被膜の均一性が特徴です。この特徴を生かして、複雑な形状の製品に対しても均一にメッキを施す事が可能です。
使用用途によっては、ニッケルメッキ上のはんだ濡れ性が求められる事例もあり、メッキ.comでははんだ濡れ性のあるニッケルメッキ処理の量産実績もあり好評を頂いております。メッキ.comでは量産対応はもちろんの事、少量試作の対応もしております。お困りの事や新たな技術の開発に様々なご提案をさせて頂きます。メッキ処理に関しては、メッキ.comにご相談下さい。
補足:無電解ニッケルの種類
高リンタイプ(10~13%P):耐食性に優れる。
中リンタイプ(6~9%P):バランスの取れた性能。
低リンタイプ(2~5%P):硬度や耐摩耗性に優れる。
納期
※ 上記、納期は図面がある場合になります。マンガ・ポンチ図の場合は、別途ご相談下さい。
※ 工場の生産状況により納期は変動いたしますので、あらかじめご了承下さい。
製品価格はLot数によって1個当たりの価格が大きく異なります。 下記Lot毎の価格をご参照下さい。 |
Lot |
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価格 |
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