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コネクタ等の金属同士が接触する構造の製品では、電蝕が発生する事があります。電蝕は異種金属間の隙間に電解質が入り込む事により、局部電池反応が起こり腐食される事をいいます。
局部電池反応は対象となる金属間のイオン化傾向の差が大きいと反応も大きくなり腐食される速度が速くなります。
例えば金と銅の場合と金と亜鉛の場合で比較をしますと、金と亜鉛の方がイオン化傾向の差が激しく腐食も速く進みます。
電解質も対象金属が直接触れる環境でなくても空気中の水分により局部電池反応が起こります。極端な例ですが、室内の温度と外の温度の差が激しく湿度が高い時に結露が発生します。
その結露が対象の金属間で発生すると局部電池反応が起こり電蝕を引き起こします。
電蝕を起こす要因は製品の金属間のイオン化傾向、使用環境、接触部分の状態により大きな影響を受けます。
したがって設計段階で電蝕を考慮して製品をデザインする必要があります。質問の電蝕を解決するには、スズ部品の上に金メッキを行う事で電蝕を防ぐ事がでます。