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銅メッキ直後の製品は明るい赤色をしており非常にきれいな状態なのですが、数日で徐々に黒く変色を始めます。

銅自体はイオン化傾向が貴な部類に属するのですが、空気に触れる表面は容易に酸化されてしまいます。

酸化するのは空気中の酸素と反応することでCuO2皮膜が生成された後、表面は更に進みCuO皮膜が生成されます。この反応により表面が黒くなります。

表面が酸化すると銅の特長である電気導電性が劣化するため、電気抵抗が想定より大きくなる事があります。

電気抵抗が大きくなると電気が流れにくくなり、発熱温度が高くなります。銅製品の変色防止は変色防止剤に浸漬する方法や、メッキ、塗装、絶縁材による被覆が行われています。

銅の性能を、そのまま生かす方法は変色防止剤に浸漬する方法を採用されています。

メッキや塗装等は表面が別の金属や塗料に置き換わりますので、防食に対して効果は高いのですが、電気特性や熱伝導は劣化する事になります。

使用されている製品の用途によって、変色防止材を使用するか、メッキ、塗装を行うか選定する必要があります。

メッキ.comでは他社にない優れた変色防止材がありますので、是非ご相談ください。