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濡れ性の良否は、はんだのニッケルメッキ皮膜表面とのなじみやすさで判断されます。濡れ性は表面状態の凹凸による表面積の増大に比例します。

無電解ニッケルメッキのはんだ付け性は、中リン型・高リン型に比べ、低リン型は、はんだ濡れ性が良い傾向にあります。

これは、低リン型は酸化膜が形成されにくいことによるものと考えられています。

無電解ニッケルメッキの皮膜にはんだ付けをすると、無電解ニッケルメッキ皮膜と、はんだの接合部には、リンが濃縮された層が形成されます。

このリン層の厚さは、無電解ニッケルメッキ皮膜に含有されるリンの濃度に左右されます。このリン濃縮層が薄い方が、はんだ濡れ性が向上します。

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