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バレルメッキの混合状態は、バレル内のワークの動きが重要になります。

バレルを回転させることにより下方側にあるワークはもみ合いながら回転方向に上昇し、最上層部に現れて滑り落ちる動作を繰り返し行なわれることで、内外のワークが何回も入れ替わり撹拌されることを、メッキ業界では混合と呼んでおります。

バレル内部に投入されるワークは、常に重なり合っている状態になっている為、実際にメッキされている部分は、投入したワークの最上層部と最下部のバレル孔に接した部分が主であり、内部に埋もれているワークは形状にもよりますが、ほとんど電解電流が流れない状態になる為、メッキ皮膜が形成されにくいと言われています。

従って、バレルメッキを行う場合、ワーク間の膜厚バラツキをより少ない出来栄えにする方法として、最上層部に出来るだけ均等に、更に、まんべんなくワークが現れるように混合することが望ましいとなっております。(下略図参照)

メッキ.comでは、バレルメッキに関して、多数の経験と実績が御座いますので、お困りの方は担当者までご連絡下さい。

 

バレルメッキ図解画像