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例えば、ニッケルメッキを施し一般的な後処理工程で仕上げた製品などは、時間の経過に比例し、はんだ濡れ性は悪化していきます。

原因として、メッキ被膜の表層が空気中の酸素と反応し酸化され酸化被膜(さびの一種)が形成されます。

又、時間経過と共に酸化被膜が強固になる為、はんだと接合する金属が上手く馴染まず、はんだを弾いてしまう原因になっています。

一般的に、はんだ濡れ性を向上させるには、フラックス(はんだ付け促進剤)を塗布させたりフラックス入りの糸はんだを使用しますが、フラックスの特性上、付着した接合面は酸化被膜が除去される為、使用するフラックスによっては金属を腐食させてしまう物もあり、場合によっては、はんだ付け作業後洗浄する必要もあります。

メッキ.comでは、ニッケルメッキ・スズメッキ・銅メッキ・金メッキ・銀メッキ等のめっき処理後の後処理工程にて、はんだ濡れ性向上を目的としたノウハウを持ち合わせていますので、時間の経過によるはんだ濡れ性悪化を抑制させる事が可能です。

めっきの種類、又は、はんだ濡れ性等でお困りの事が御座いましたらメッキ.com担当者まで御連絡下さい。