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スズメッキの不具合の一つにウィスカと呼ばれる目視では確認が困難な程の微小な針状に再結晶化する現象が有ります。非常に強固で長さも10mmを超える状態まで成長する事も有り、端子やコネクタ、基板で発生すると短絡(ショート)を起こしてしまう可能性が有ります。

ウィスカの具体的な発生のメカニズムは未だ解明されていませんが、スズに鉛を混ぜるはんだめっきが対処法として確立されてからは、はんだメッキが主流になりました。しかし近年ではRoHS施工により鉛の使用が規制される事によって再びウィスカの不具合が出るようになりました。

メッキ.comではスズメッキのウィスカ防止方法として下地に銅メッキやニッケルメッキを施したメッキ処理を行っております。他の方法として、スズメッキ後協力会社との提携によって加熱処理(ベーキング)を行なう方法も御座います。お悩みの事が御座いましたら、メッキ.com担当者まで御連絡下さい。