銅の反射率低減 低抵抗黒色化処理

銅の黒色化処理

銅の黒色化の目的

銅素材の黒色化は表面の防錆性向上や反射率を低減させることができます。

銅は導電性が高い金属として知られており、見た目の鮮やかな金属です。しかしながら、見える部分に銅がある場合、製品によっては銅が悪目立ちしてしまい製品全体の統一感を損なったり、印象を悪くしてしまったりするなど大きな要因になりえます。製品外観は印象に大きな影響を与えます。

一般的な銅の黒色化

銅の黒色化処理では、銅表面を酸化や硫化によって黒色化させます。しかしながら、これらの方法では表面抵抗値が大幅に上昇してしまいます。

また、黒色表面の凹凸が非常に大きくなってしまいます。表面の凹凸が大きくなると導体損失が大きくなります。なぜなら、表皮効果による電流が阻害されてしまうからです。電気信号は周波数が高くなると、導体の表面に集中して電気が流れる性質があります。これを表皮効果といいます。この時、導体表面が凹凸であった場合には、凹凸が抵抗となり電流の流れを阻害してしまいます。

この様に一般的な銅の黒色化処理は電気特性があまり良くありません。

低抵抗黒色化処理

メッキ.comでは処理後表面の反射率が低く、平滑であり、処理後の抵抗値が銅とほぼ変わらない黒化処理を施すことが出来ます。恒温恒湿試験においても抵抗値や反射率の上昇が認められず、良好な結果を示しています。メッキ.comの低抵抗黒色化処理は低反射低抵抗の黒色化処理です。

まとめ

一般的な銅の黒色化処理は表面抵抗値が高く、表面も荒くなってしまう為、電気特性があまり良くありません。

メッキ.comではこれらの銅の黒色化処理の欠点を無くした、低抵抗黒色化処理という新しい銅の黒色化処理を施すことが出来ます。

テスト処理も承っております。詳しくはメッキ.comまでお問い合わせください。

 

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第36回 黒色メッキ

黒色にする方法は黒化処理だけではありません。

黒色メッキもあります。

コチラでは黒色メッキついて解説しています。