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銀メッキ電子部品接点端子の硫化変色に対する改善方法
銀メッキの硫化
銀メッキは電気伝導が高い為、接点端子などの電子部品に使用されています。
しかしながら、銀メッキは亜硫酸ガスにより硫化を引き起こし、電子部品の性能を
著しく損なってしまいます。
亜硫酸ガスとは
亜硫酸ガスは二酸化硫黄とも呼ばれ、SOｘ（ソックス）とよばれる硫黄酸化物の一種です。
石油や石炭などの硫黄を含む燃料の排ガスとして発生し、酸性雨などの
環境問題として世界的に取り上げられています。
改善方法
硫化の改善方法としては耐硫化性の高いメッキを施すことが挙げられます。
例えば、金メッキがあります。
金メッキは硫化に耐性があり、酸化もしないので、接点端子などの電子部品に
非常に向いています。
しかし、価格が高いというデメリットがあります。
ですが、それを補っても余りある性能は長期性能維持の為には非常に有効なメッキです。
その他には、スズメッキがあります。
金メッキ程ではありませんが、硫化に耐性があります。
何より金メッキや銀メッキより価格が安価であることが一番のメリットです。
スズメッキは接点端子などの電子部品に多数の採用実績があります。
しかし、これらは銀メッキを他のメッキに代替できることを前提としています。
様々な問題から「銀メッキを継続して使用したい、しなければならない」ということもあります。
その様な場合には銀メッキに対して硫化防止処理を施すことで硫化に対して
強くすることが出来ます。
硫化防止処理をすることで、耐性を向上させ、性能低下を招くまでの期間を遅らせることが出来ます。
まとめ
金メッキやスズメッキを施すことで、硫化に対して耐性を持たせることが出来ます。
また、硫化防止処理をすることでも硫化耐性を向上させることが出来ます。
以上が硫化を耐性を向上させる方法になります。
あくまでも一般論になります。
お客様に合った対応が必要となりますこと、ご理解ください。
メッキ.comでは電気・電子部品などの接点端子に対する
金メッキや銀メッキ、スズメッキなどの数多くの処理、量産実績がございます。
詳しくはメッキ.comまでお問い合わせください。
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コネクタの特性として、電気伝導性が高いメッキ被膜について解説しています。 |
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