メッキの特性のひとつとして美観があります。メッキを施すことにより、さまざまな金属色を

持たせることができます。

また、色目だけでなく光沢度合いも選択することができます。

一般に金属材料では表面状態(光沢度合い)をブライト材やダル材、ミガキ材や梨地材等

さまざまな種類や表現から、選択することが出来ます。

金属材料と同じようにメッキ被膜でも同様に光沢度合いを選択することが出来ます。

例えば、鏡面メッキ、光沢メッキ、半光沢メッキ、無光沢メッキ、梨地メッキ等、ご要望に応じて

様々なメッキ光沢を提供することが出来ます。

 

しかし、素材の表面状態によっては、ご希望の光沢度合いを得られない場合があります。

それは、素材の表面状態とメッキには深い関係があるからです。

 

電気メッキはミクロンオーダーの非常に薄い金属を成膜する為、素材の表面状態に沿った

メッキ膜が仕上がります。

具体的には梨地材、ダル材の場合には、素材の表面状態の影響を受けるため、

鏡面光沢になり難かったりします。

梨地材やダル材の表面を拡大すると凸凹していますが、光沢のある材料表面は非常に平滑です。

したがって、梨地材やダル材で光沢表面を得る為には、素材表面の凸凹をメッキ金属で

埋めて平滑にする必要があります。

しかしながら通常のメッキ膜は薄膜の為に凸凹を埋めるには十分な膜厚ではありません。

一定程度の素材影響を緩和するには、メッキ膜を厚くする事で緩和することができます。

鏡面光沢を求める為には、金属素材の決定段階が重要であり、ブライト材、ミガキ材などを

選定することで鏡面光沢のあるメッキ製品を提供することが出来るようになります。

 

メッキ.comではさまざまな光沢度合いのメッキを行っております。

光沢メッキにつきましてはメッキ.comまでお問い合わせ下さい。