Answer (回答)

結論から言いますと、電気メッキ皮膜が数倍硬いです。

その理由としては、金属の塊・インゴットを溶かして作られた金属(溶融金属)と比較し、メッキ皮膜の結晶粒が小さいことが挙げられます。

結晶粒が小さいほど、強度は大きいのが一般的です。それは、結晶の一つが変形しようとしても、周りの結晶が変形しないように影響を及ぼすからです。

金属は規則正しく三次元的に原子が整列し、金属結合によって結晶を形成しています。

これは、溶融金属、電気めっき皮膜どちらにも言えることです。

では、なぜ、電気メッキ皮膜の方が結晶粒は小さいかと言うと、メッキ皮膜の析出過程に答えがあります。

電気メッキは、金属イオンが被メッキ物の表面で金属として還元析出されることでメッキ皮膜となります。

このメッキの析出過程において、まず、メッキ皮膜の核となる点がいくつか出来ます。

次に、そのメッキ皮膜の核となる点が徐々に大きく成長していきますが、すぐに隣り合う結晶とぶつかります。

そのため、メッキ皮膜においては結晶粒が小さなものとなり、溶融金属と比べて硬いものとなります。

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金属インゴットとメッキ析出被膜の比較図

溶融金属とメッキ析出皮膜の比較イメージ図